競艇選手のなり方は!?難易度の高い試験内容についてご紹介!!

こんにちは。若かりし頃に一瞬だけ競艇選手(ボートレーサー)を目指したdebuyaです。身長制限と視力の悪さで試験を受けるまでも行かずに速攻で断念しちゃいましたけどね 笑。競艇選手になるためには、全国で唯一存在する競艇選手養成学校である「やまと学校」に入学する必要があります。

やまと学校に入学するためには事前に行われる試験に合格する必要があります。その入学試験の合格倍率は実に30倍~40倍になり超高難易度と言えます。今回は競艇初心者の方向けの予想の仕方や基礎知識とは少し異なりますが、競艇選手を目指している方向けに競艇選手になるために合格しなくてはいけない「やまと学校」の試験について詳しく紹介したいと思います。

*参考
ザ・万舟中穴アタル36競艇必勝法

競艇選手になるための応募資格と試験募集要項

競艇選手 応募

・募集人数

各期40名程度

応募にあたっては、以下の条件を全て満たしていることが必要です。

・応募資格

年齢:15歳以上30歳未満

学歴:入学日において中学校を卒業していること

身長:175cm以下

体重:男子47kg以上57kg以下、女子42kg以上50kg以下

視力:両眼とも裸眼で0.8以上(コンタクト・フェイキックIOL「有水晶体内レンズ」手術は不可)

弁色力:強度の色弱でないこと

聴力その他の健康状態:選手養成訓練を行うのに支障のない者

その他:禁錮以上の刑に処せられた者及びモーターボート競走法に違反して罰金以上の刑に処せられた者、

成年被後見又は被保佐人、選手養成訓練中に成績不良又は素行不良により養成を取りやめられた者のいずれにも該当しない者

※一般試験受験生には、ボートレース場が応募者数に応じて決定する『スポーツ 推薦試験制度』が設けられています。受験申請書のスポーツ運動歴の記録内容を ボートレース場毎に確認し、該当の有無を判断します。詳しくは、最寄りの支局・ 支部までお問い合わせください。

・応募手続き

一般試験受験者は、次の書類等を募集期間内に最寄の支局・支部(北海道、東北地区は、やまと学校養成課)へ提出してください。

・受験申請書:必要事項を記入し、捺印したもの

・身体検査表:募集期間内に単一の医療機関で検診したもの

・身体検査表に関する同意書

・写真2葉:募集期間内に撮影した縦4cm×横3cm、正面上半身、脱帽のもの

・受験手数料:3千円を郵便振替にて受験者本人名義で指定口座に締切日までに振り込み、
振替払込請求書兼受領証を受験申請書受付票の裏面に糊で貼付(受験手数料の振込手数料は受験者本人の負担となります)

(注1)提出された応募書類等の返還はいたしません。

(注2)提出された個人情報については適切に管理し、入学試験以外での使用はいたしません。

(注3)募集期間を過ぎて、受験手数料が振り込まれた場合を除き、受験手数料の返還はいたしません。

(注4)一般試験受験者で第1次試験合格者は第2次試験受験手数料6千円、第2次試験合格者は第3次試験受験手数料3千円が別途かかります。

(注5)一般試験受験生のうち、ボートレース場が応募者数に応じて決定するスポーツ推薦者の候補として、人物試験を受験する方は、別途スポーツ成績を証明する書類等を提出していただきます。詳しくは最寄の支局・支部へ問い合わせください。

※申請書類等は最寄の支局・支部にあります。

※受験申請書提出時及び試験当日に応募資格を満たしていない者につきましては、受験することができませんので、あらかじめご承知おきください。

・試験日程及び内容

第1次試験

※試験当日は、軽い運動が出来る服装で筆記用具と裏面に振替払込請求書兼受領証が貼付された 受験申請書受付票を持参して、集合時間に遅れないよう指定された試験会場に集合してください。

振替払込請求書兼受領証が貼付されていない受験申請書受付票では、受験できませんのでご注意ください。

試験会場 北海道・関東・東海・近畿・四国・中国・九州・沖縄の主要都市

※試験会場は、主要都市内で複数の会場が存在する場合がありますので、受験の際はよくご確認ください。

試験内容

学科試験:国語、数学、理科、社会(高等学校入学試験程度の内容)

体力試験:柔軟性、筋力、瞬発力

(注)スポーツ推薦候補者は人物試験を実施します。詳しくは最寄の支局・支部にお問い合わせください。

※スポーツ推薦者として、ボートレース場から推薦された者は、上記学科試験及び体力試験を第2次試験時に実施いたします。

合否発表

受験者あてに通知します。

第2次試験(第1次試験合格者・スポーツ推薦者のみを対象として実施する)

試験会場 やまと学校

試験内容

身長及び体重測定:試験当日の身長及び体重が応募資格(3)(4)に定まる基準を満たさない者は以下の受験が出来ません。

適性試験:操作適性、反応力、注意力、調整力、スポーツビジョン、心理判断ほか

体力試験:全身持久力、筋持久力、筋力、瞬発力、敏捷性、柔軟性

第3次試験(第2次試験合格者のみを対象として実施する)

試験会場 やまと学校 他

試験内容

人物試験:面接

身体検査:眼科、耳鼻咽喉科、外科、内科、泌尿器科

適性検査:視覚、視野、音感、運動神経

合否発表

受験者あてに通知します。

競艇選手の試験からプロデビューまでの流れ

競艇選手 試験

競艇選手(ボートレーサー)になるためには、ボートレーサー試験に合格し、ボートレーサー養成学校のやまと学校に入学し、やまと学校を卒業して、晴れてボーとレーサーになれます。その第一歩としての受験の流れを紹介します。

1.受験資格の該当者かどうかを確認する

2.自宅から最寄りの競走会支部またはネット上で受験申請書を受け取る

全国にモーターボート競走会の支部・事務所がありますので、そちらに受験申請書を受け取りに行きます。モーターボート競走会の支部・事務所は、群馬・埼玉・東京・静岡・愛知・三重・福井・滋賀・大阪・兵庫・徳島・香川・岡山・広島・山口・福岡・佐賀・長崎にあります。そこの競走会支部に受験申請書を受け取りに行きます。

・各支部の所在地は一般財団法人 日本モーターボート競走会HPを参考にしてみてください。

・ネット上から受験申請書を受け取る場合にはやまと学校HPを参考にしてみてください。

いずれにしても期間が決まっていますので配布日、配布期間は必ず注意してください。

3.医療機関で身体検査を受診・一次試験の受験料振込・受験申請書作成する

身体検査は受検資格の証明となりますので受験申請書に同封する身体検査表で受験資格要件をクリアしていなければ受験できません。医療機関に関しては、指定が無いのでお近くの身体検査ができる病院などを調べて身体検査をしてください。

こちらも期間が決まっていますので絶対に提出期限を守ること。期限が過ぎた場合は受理されません。

4.用意した申請書や提出書類を最寄りの競走会・事務所へ提出する

記入漏れや書類不備があるのでなるべく早めに提出することをおすすめします。期限だけは必ず気を付けるように。郵送が可能な支部と持参のみの支部がありますので事前に確認するようにしてください。

5.1次試験を受験

6.1次試験合格発表

合格者には電話又は郵便にて結果が届きます。不合格者は郵便で届きます。届かない場合には、直接競走会又はやまと学校に問い合わせること。

7.1次試験合格者は2次試験の受験手数料を指定口座に振り込む

8.2次試験および3次試験を受験

福岡のやまと学校で3次試験を含め4泊5日の試験が行われます。2次試験の合格発表は、試験4日目の朝に発表し、4日目に3次試験が行なわれる。2次試験不合格者は、4日の朝に解散となります。

9.3次試験合格発表

約2週間後に合否通知が郵送にて届きます。届かない場合はやまと学校に問い合わせをすること。

10.合格者は各自で2級小型船舶免許を取得する

この免許がなければ、ボートレース学校での訓練ができないため、各自実費にて取得する事になります(年齢的に不可能な者を除く)。非常に簡単な資格で問題集だけやれば、それと全く同じ問題がでます。勉強したくない人は学科免除合宿などもオススメです。

11.やまと学校から入学案内が届く

入学までに、校歌、モーターボート体操を覚えること。また、各自トレーニングメニューが送られてくるので、それを行い、学校での訓練の基礎体力を付けること。また各種提出書類があるので、その書類を事前に準備しておくこと。

12.やまと学校へ入学

偶数期の受験生は4月1日。奇数期は10月1日にやまと学校へ入学する事になります。

13.やまと学校での訓練

約1年間ボートレーサーになるための厳しい訓練を受けます。

14.やまと学校卒業式

偶数期は3月、奇数期は9月。

15.プロデビュー

B2級としてデビュー(やまと学校での成績上位者はB1級扱いのあっせん)

競艇選手になるための試験科目

競艇選手 試験

1次試験

学科試験 国語 数学 理科 社会

高校入試程度 各科目10問(全40問)

制限時間60分

マークシート方式

体力試験 上体そらし 立位体前屈 握力 背筋力 垂直跳び
学校等で行なわれるスポーツテスト同様の試験

2次試験

体力試験

持久走(1,500m走) 水面の周りを1週走る

開脚体前屈        学校等で行なわれるスポーツテスト同様の試験

乗艇姿勢         ボートに乗る姿勢を作って、身体を前後に倒す

関節柔軟         7種の柔軟試験を行なう

上体起こし        足にカウント器具を付けて腹筋をやる

腕立て伏せ        床にカウント器具を置き、腕立てをする

50m走         水面の横のコンクート上を50mダッシュ

反復横跳び        学校等で行なわれるスポーツテスト同様の試験(ただしカウント器具を使う)

適性試験

操縦           水面の3つのブイをターンする

全身反応力        器具が光ったらジャンプする

教練           指示通り決められた姿勢を取る

処置判断         器具を使用して、注意力、持続性を測定

手腕作業         器具を使用して、手先の器用さ、作業の正確さを測定

運動調整能力       器具を使用して、目標物の位置にハンドルで調整できるかを測定

速度見越し        器具を使用して、物体と同じ正確な速度で眼を動かせるか測定

横の動体視力(DVA)  器具を使用して、眼の左右方向の素早い動きで目標を捕える能力を測定

縦の動体視力(KVA)  器具を使用して、眼に迫ってくる目標を捕える能力を測定

目と手の供応動作     器具を使用して、眼の視点移動の速さ、周辺視野の広さを測定

深視力          器具を使用して、眼の遠近感、立体視力を測定

心理判断         筆記試験によって、IQ、作業テスト(労研試験)、心理的競技能力の測定

その他

作文           出題テーマに沿った作文を60分以内でA4用紙1枚に書く

3次試験

人物試験

面接           受験生1人 対 試験官2~4人の個人面接。2~4回別の試験官によって面接される。

身体検査

身長           病院にて各種検査

体重

視力

血圧

血液検査

胸部レントゲン

直腸検査

睾丸検査

深視力

聴力検査

視野の広さ

関節柔軟

バランステスト

書字

色覚

*参考
ザ・万舟中穴アタル36競艇必勝法

まとめ

やまと学校に入学すれば1年間、過酷な訓練を受ける事になるのですが、それ以前に合格倍率30倍~40倍と言われている受験を突破しない事には競艇選手(ボートレーサー)の道は開けてきません。中にはやまと学校の受験に合格させる為の予備校が存在しています。気になる方は艇学グループを参考にしてみてください。

やまと学校に入学した後の授業や生活について詳しく知りたい方は競艇選手の養成学校とは!?日本で唯一の養成所「やまと学校」について!を参考にしてみてください。

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