2000年(平成12年)4月18日から23日までの6日間で開催された第1回競艇名人戦競走が現在のマスターズチャンピオンという通称に変更され、ベテラン選手の勝率上位者が集うプレミアムGⅠになっています。
GⅠマスターズチャンピオン(名人戦)は、競艇(ボートレース)界におけるベテラン世代のトップレーサーを対象にしたシニアチャンピオンを決める決定戦です。
優勝者は翌年のSGボートレースクラシック(総理大臣杯)の優先出走権を獲得する事が出来ます。
施行競艇場は原則として、各ボートレース場の持ち回りになっており、現時点では偏った開催場も無い状態です。
ここではGⅠマスターズチャンピオン(名人戦)の概要をご紹介していきます。
目次
マスターズチャンピオン(名人戦)出場資格
出場選手は52名で当年4月1日に満48歳か、それ以上になる選手から選出(級別、性別は問わない)*2018年開催分より45歳に改定されます。
・前年度優勝者(1名)
・前年2月1日~当年1月31日までの期間で140走以上出走した選手で勝率上位選手(勝率が並んだ場合は着順点上位者から順に選出)
・施行者希望枠(2名)
選出除外
・選考期間内の出走回数140走未満の選手。(前年度優勝者、施行者希望枠は除く)
・スタート事故による選出除外となるプレミアムGⅠ・GⅠ・GⅡの罰則期間が当該競走の前検日を含む開催期間と重複する場合。(女子戦除外期間は本大会の斡旋には影響ないが、節中番組編成でのオール女子のレースが組めなくなる。)
・負傷・病気等により出場を辞退した選手。
・SG競走と同様、褒賞懲戒規程による出場停止処分を受けた選手。
マスターズチャンピオン(名人戦)賞金
優勝賞金 1,000万円
特典
優勝者は翌年のSGボートレースクラシック(総理大臣杯)の優先出走権を獲得する事が出来ます。
マスターズチャンピオン(名人戦)競走スケジュール
マスターズチャンピオン(名人戦)は、通常の6日間開催と同じで1日目から4日目までは予選を行い(初日第12レースはドリーム戦)、5日目に予選の得点率上位者18名によって準優勝戦(計3レース)が行われ、最終日に準優勝戦の各レース1着、2着者の計6選手によって優勝戦が行われます。
マスターズチャンピオン(名人戦)スタート事故の罰則
フライングや出遅れをした選手には厳しい罰則が課せられています。
・優勝戦でのスタート事故 フライング休み終了後、当該事故1回につき6ヶ月間プレミアムGⅠ・GⅠ・GⅡ競走の選出除外
・準優勝戦でのスタート事故 フライング休み終了後、当該事故1回につき3ヶ月間プレミアムGⅠ・GⅠ・GⅡ競走の選出除外
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*上記リンクは外部リンクです。
まとめ
現在の競艇(ボートレース)では、ターン巧者も数多くなり、進入コースの重要性よりもレース展開を重視するため、枠なり進入が数多くなってきていますが、従来の競艇(ボートレース)は「インコース有利」が基本で激しいコース取りの勝負とも言えます。
現在ベテランと言われる選手(ボートレーサー)が出場するマスターズチャンピオン(名人戦)は、コース取りから積極的な「駆け引き」が繰り広げられ、通常のレースとはまた違ったおもしろさがあります。
ベテラン選手が集う大会だけあって舟券を購入されるファンの年齢層も高めばかりかと言えば、決してそんな事はなく比較的若いファンもベテランのレースを注目しており、熱気に溢れた大会になります。