こんにちは。競艇歴15年のdebuyaです。競艇(ボートレース)では、本番のレースの直前に、レースに出走する各選手が、予想の参考やボート、モーターの調子を私たちファンに見てもらうために、展示航走というものを行います。この展示航走には、大きく分けて2つのパートがあり「スタート展示」と「周回展示」に分かれています。
スタート展示は、スタート部分だけを本番レースさながらの模擬レースとして行います。スタート展示が終わった直後に、各選手が順番にターンマークを旋回していく周回展示へと続いていきます。私たちファンは、このスタート展示と周回展示を見てから舟券の予想に役立てていきます。
また選手としては、スタート展示を行うことで同じレースに出場する選手達が出走からスタートの間までにどのような動きをして、どのコースを狙いたいのか?という心理戦に役立てることやスタート練習という意味合いにも繋がっています。今回は、このスタート展示と周回展示がどのようなものなのか、また私たちが舟券の予想をする上でどのように役立ってくるのかについてご紹介したいと思います。
*参考
ザ・万舟中穴アタル36競艇必勝法
競艇のスタート展示の見方は!?
引用元:BOAT RACE OFFICIAL HP http://www.boatrace.jp/enjoy/guide/level1/l1_01_03_02.html
スタート展示とは、次のレースに出場する選手たちが本番のレースを想定したコース取りとスタートを行います。競艇の場合、艇番と進入コースが一致していなければいけないというルールはありません。そのため艇番と進入コースが異なることも少なくありません。
私たちファンからすれば、ある選手が「インコースを良く取りに来る選手だ」とか「アウトコースが好きな選手だ」といった予備知識としては把握できたとしても、実際のレースに出場する6選手の組み合わせによっては、どのようにコース取りを行うのかといった部分は、実際に見てみないとわかりません。
そのため、スタート展示で各選手のコース取りや意思表示を把握する必要があります。ただし、スタート展示での進入コースと本番のレースでの進入コースは変わることもあるので、この点は競艇初心者の方は注意が必要です。またスタート展示は、私たちファンに見てもらうためだけではなく、選手同士が本番のレース前にどの選手がどのように動いてくるかの探りを入れたり駆け引きをする場としても使われています。
個人的にスタート展示で注視している点は、コース取りとスタートの際の艇の凸凹感、スタート後に伸びていく艇はどれか?などを見ています。スタートからスタート後までの一連の流れが見れると展開予想もしやすくなり予想の組み立てもしやすくなります。
競艇の周回展示とは!?
引用元:BOAT RACE OFFICIAL HP http://www.boatrace.jp/enjoy/guide/level1/l1_01_03_03.html
展示航走ではスタート展示で全艇がスタートを切った後、艇番順に「周回展示」に入っていきます。周回展示とは、主に旋回の調子や直線の走りを本番レース前に私たちファンに見せる展示のことで、競馬で言う「パドック」のようなものになります。
周回展示に参加しなかった艇は本番レースにも出走できないため、レースに出場するレーサーは必ず2周(荒天候時は1周もある)の周回展示をすることが義務付けられています。
競艇で使われる艇にはスピードメーター等の速度を計るための計器は付いていないので、自分の艇が早いのか遅いのかを判断するために誰かの艇と自分の艇のスピードを一緒に走って比較させる必要があります。選手が選手同士で比較させないとスピードが判らないのですから私たちファンも誰が早いのか判るはずもありません。
周回展示では、各選手の直線タイムを計って私たちファンに公開されるのでどの選手がモーターが出ていて、どの選手がモーターが出ていないのかの判断材料になります。ただし、周回展示でのタイムが伸びにくい選手がいたり、明らかに周回展示で手を抜いている選手がいたりするのでタイムが悪い=モーターが出ていないという公式には直接は繋がらないので競艇初心者の方は注意が必要です。
引用元:you tube https://www.youtube.com/watch?v=M3zizuBN2UU
*参考
ザ・万舟中穴アタル36競艇必勝法
まとめ
展示航走をチェックすればレースの予想をする上でかなりの参考になってきます。単に実力が上位な選手であってもモーターが本来の力を出せていなければ勝負としてはかなり厳しい戦いになってきます。それを見極めれるひとつが展示航走になります。スタート展示と周回展示は舟券を購入する前には必ずチェックするようにしましょう!