こんにちは、debuyaです。今回は、競艇初心者の方の間で結構理解されていない枠番の決め方についてご紹介したいと思います。競艇の枠番の決め方は、法則が決まってしまっている部分と決まっておらず、人の感覚で決まる部分が存在しています。競艇選手が公平に準優勝戦や優勝戦進出を争えるようになっていますので競艇の枠番の決め方を知らない方は是非参考にしてみてください。
まず、競艇には4日間開催や6日間開催というように一定の期間を使って優勝を決めます。この開催期間を「一節」や「一節間」と呼んでいます。仮に4日間開催であれば通常は3日目まで予選を行い、予選の得点率上位6選手で4日目第12レースに優勝戦を行います。
6日間開催の場合には、4日目まで予選を行い、予選の得点率上位18選手で5日目の第10レースから12レースの3レースで準優勝戦を争い(準優勝戦が第9レースから11レースに開催される場合もある)、6日目第12レースに準優勝戦の1、2着の選手6選手で優勝戦を行います。SGやGⅠといった高いグレードのレースに関しては、ほぼ6日間開催になります。(天候不良などで短くなる場合もありますが、あくまで突発的な場合のみで基本は6日間開催です)
それでは、開催日数やグレード毎に各レースの枠番がどのように決められているのかご紹介していきたいと思います。
*参考
ザ・万舟中穴アタル36競艇必勝法
目次
競艇のSG、GⅠレースの枠番の決め方
基本的にA1級のトップレーサーしか参加できないSGやGⅠレースは、6日間開催と決まっています。初日から4日目までを予選、5日目に準優勝戦、6日目最終日に優勝戦が行われます。初日の第12レースは、ドリーム戦が組み込まれます。ドリーム戦の選出方法、枠番決めは、各SGやGⅠレースによって違います。例えばファン投票によって出場可能なボートレースオールスター(笹川賞)に関しては、票を集めたトップ6選手が、そのままドリーム戦に組み込まれます。
予選の枠番に関しては、各競艇場の番組編成室で作成されています。おおまかな部分はコンピュータを使用して番組を作成するようですが、どこの競艇場も最終的には番組編成員によって作成されているようで、番組編成員の方がほぼ1日を掛けて番組を作成していきます。
基本的な方針としては、各選手に不公平が無いように1〜6号艇まで、できる限り均等に割り振られます。例えば初日のレースで1号艇で出場のレースと4号艇で出場のレースに割り振られたとしたら2日目のレースでは、2、3、5、6号艇に割り振られます。また、成績上位選手であるほどレースの後半に組み込まれやすくもなっています。
4日間の予選を行なった後に得点率上位18名が5日目の準優勝戦に進出します。準優勝戦は、5日目の第10レースから第12レースまでの3レースで行われます。(節によっては、第9レースから第11レースまでが準優勝戦であったり、第10レースから第12レースまでの3レースの割り振り方が入れ替わったりする場合もあります)
予選の得点率トップの選手が第12レースの1号艇に割り振られます。得点率2位の選手が第11レースの1号艇、得点率3位の選手が第10レースの1号艇に割り振られます。得点率4位の選手が第10レースの2号艇、得点率5位の選手が第11レースの2号艇というように順番に割り振られていきます。
そのため、準優勝戦の第12レースは、1号艇が1位の選手、2号艇が6位の選手、3号艇が7位の選手、4号艇が12位の選手、5号艇が13位の選手、6号艇が18位の選手ということになります。
準優勝戦の第11レースは、1号艇が2位の選手、2号艇が5位の選手、3号艇が8位の選手、4号艇が11位の選手、5号艇が14位の選手、6号艇が17位の選手になります。
準優勝戦の第10レースは、1号艇が3位の選手、2号艇が4位の選手、3号艇が9位の選手、4号艇が10位の選手、5号艇が15位の選手、6号艇が16位の選手になります。
引用元:ボートレース住之江グランプリサイト
http://www.boatrace-sp.com/12/17grandprix/about.htm
各準優勝戦の1位と2位の選手、計6選手が6日目の第12レースに開催される優勝戦に駒を進めることができます。優勝戦の枠番に関しても得点率ランキングが影響されます。各準優勝戦の1着を取った選手が優勝戦の1号艇から3号艇に割り振られますが、得点率上位の選手から順番に1号艇に割り振られます。
仮に準優勝戦の第10レースで2号艇の選手(得点率4位の選手)が1着になり、第11レースで1号艇の選手(得点率2位の選手)が1着になり、第12レースで4号艇の選手(得点率12位の選手)という結果になると優勝戦の1号艇には、第11レースで1着を取った得点率2位の選手が割り振られます。2号艇には、得点率4位の選手、3号艇には得点率12位の選手が割り振られることになります。
各準優勝戦で2着を取った選手が優勝戦の4号艇から6号艇に割り振られますが、割り振り方は準優勝戦で1着を取った選手と同様に得点率ランキングによって割り振られます。仮にこのシステムでいくと得点率ランキング18位の選手が準優勝戦で1着を取ったとしても3号艇までにしか割り振られないという事になります。
そのため準優勝戦だけでなく優勝戦においても有利な枠番に割り振られるために予選の得点率は非常に大事ということが見えてきますね。
引用元:ボートレース住之江グランプリサイト
http://www.boatrace-sp.com/12/17grandprix/about.htm
競艇の得点率について詳しく知りたい方は競艇の得点率とは!?競艇選手が優勝するまでの道のりで重要なポイント!を参考にしてみてください。
その他の6日間開催の枠番の決め方
GⅢレースや一般戦に関しても6日間開催であればSG、GⅠレースと枠番の決め方は基本的には変わりません。ただし、一般戦の場合、各競艇場で行われているモーニングレースや特賞、進入固定戦などといったオリジナルのレースが開催されたりしますので、このようなレースは多少の偏りがあったりします。(A1級の選手が1号艇になり、その他の選手が全員B1級選手など)
4日間開催の枠番の決め方
4日間開催の場合には、準優勝戦は行われます。3日目までの予選で得点率ランキング上位6選手によって最終日の4日目、第12レースに優勝戦が行われます。優勝戦の枠番も得点率1位の選手から順番に1号艇、2号艇と割り振られていきます。
競艇のグランプリの枠番の決め方
引用元:ボートレース住之江グランプリサイト
http://www.boatrace-sp.com/12/17grandprix/about.htm
最後に競艇界の大一番、グランプリ(賞金王決定戦)の枠番の決め方についてご紹介したいと思います。ちなみにグランプリシリーズ(賞金王シリーズ)に関しては、SG、GⅠレースと決め方は同じなので省略します。グランプリシリーズ(賞金王シリーズ)が初日から5日目までの第1レースから第10レースまで開催され、グランプリ(賞金王決定戦)は、第11レースから第12レースで開催されます。最終日には、第10レースにグランプリ(賞金王決定戦)の順位決定戦、第11レースにグランプリシリーズ(賞金王シリーズ)の優勝戦、第12レースにグランプリ(賞金王決定戦)の優勝戦が行われます。
グランプリ(賞金王決定戦)は、賞金ランキング上位18名によって争われます。賞金ランキング上位6選手はトライアル2ndステージからの登場で賞金ランキング7位から18位までの12選手によってトライアル1stステージを争います。トライアル1stステージの得点率上位6選手がトライアル2ndステージに進出することができます。
競艇のグランプリ トライアル1stステージの枠番の決め方
トライアル1stステージの初日の枠番は、第12レースの1号艇が賞金ランキング7位の選手、2号艇が10位の選手、3号艇が11位の選手、4号艇が14位の選手、5号艇が15位の選手、6号艇が18位の選手が割り振られます。
第11レースの1号艇が賞金ランキング8位の選手、2号艇が9位の選手、3号艇が12位の選手、4号艇が13位の選手、5号艇が16位の選手、6号艇が17位の選手が割り振られます。
トライアル1stステージの2日目は、第12レースに前日第12レースで1着、3着、5着だった選手、前日第11レースで2着、4着、6着だった選手が割り振られます。第11レースには、前日第12レースで2着、4着、6着だった選手、前日第11レースで1着、3着、5着だった選手が割り振られます。どちらのレースも枠番の決め方は抽選になります。
引用元:ボートレース住之江グランプリサイト
http://www.boatrace-sp.com/12/17grandprix/about.htm
競艇のグランプリ トライアル2ndステージの枠番の決め方
トライアル2ndステージからは、シード扱いの賞金ランキング上位6位までの選手が登場して、トライアル1stステージを勝ち残った6選手を加えて計12選手で争われますが、レース前の段階からシード扱いの6選手に対して枠番の決め方とモーターでアドバンテージが与えられます。
モーターは開催場の勝率上位6機がシード選手に枠番もトライアル2ndステージ初日は、第12レースの1号艇には賞金ランキング1位の選手、2号艇には賞金ランキング4位の選手、3号艇には賞金ランキング5位の選手と好枠が与えられます。4号艇にはトライアル1stステージの得点率ランキング2位の選手、5号艇にはトライアル1stステージの得点率ランキング3位の選手、6号艇にはトライアル1stステージの得点率ランキング6位の選手が割り振られます。
トライアル2ndステージ初日の第11レースの1号艇には賞金ランキング2位の選手、2号艇には賞金ランキング3位の選手、3号艇には賞金ランキング6位の選手が割り振られます。4号艇にはトライアル1stステージの得点率ランキング1位の選手、5号艇にはトライアル1stステージの得点率ランキング4位の選手、6号艇にはトライアル1stステージの得点率ランキング5位の選手が割り振られます。
トライアル2ndステージ2日目と3日目は、第12レースに前日第12レースで1着、3着、5着だった選手、前日第11レースで2着、4着、6着だった選手が割り振られます。第11レースには、前日第12レースで2着、4着、6着だった選手、前日第11レースで1着、3着、5着だった選手が割り振られます。どちらのレースも枠番の決め方は抽選になります。
引用元:ボートレース住之江グランプリサイト
http://www.boatrace-sp.com/12/17grandprix/about.htm
競艇のグランプリ優勝戦の枠番の決め方
グランプリ(賞金王決定戦)優勝戦の枠番の決め方は、トライアル2ndステージの得点率1位の選手が1号艇になります。以下2位の選手が2号艇、3位の選手が3号艇、4位の選手が4号艇、5位の選手が5号艇、6位の選手が6号艇ということになります。またグランプリ(賞金王決定戦)の順位決定戦の枠番の決め方は、得点率7位の選手が1号艇になります。以下8位の選手が2号艇、9位の選手が3号艇、10位の選手が4号艇、11位の選手が5号艇、12位の選手が6号艇になります。
引用元:ボートレース住之江グランプリサイト
http://www.boatrace-sp.com/12/17grandprix/about.htm
グランプリ(賞金王決定戦)の概要について詳しく知りたい方は競艇SGグランプリ/グランプリシリーズ概要!年末の賞金王決定戦競争!!を参考にしてみてください。
*参考
ザ・万舟中穴アタル36競艇必勝法
まとめ
競艇の枠番の決め方は、一度理解してしまえばそれほど難しいことではないのですが、競艇を始めたばかりの方であれば、そもそも枠番の決め方を知る場面や知るところが解らないと思いますので、こちらで競艇の枠番の決め方の基本を理解してもらえればと思います。
枠番の決め方を理解できれば、より競艇を楽しむことができますし、舟券予想をする時に勝負掛けの選手の心理や置かれている立場などを理解した上で舟券を買えると思いますので、是非参考にしてみてください。