こんにちは。debuyaです。競艇(ボートレース)のレース番組表を見た時に選手データの項目の中に平均スタートタイミング(平均ST)と表示されている項目があります。競艇を始めたばかりの人であれば選手の勝率やモーターやボートの勝率に目がいって平均スタートタイミングの数字には目がいく事ってそうそうないかと思います。実際、私がそうでしたから。笑
確かに競艇の予想をする上では選手の勝率、モーターの勝率が非常に重要なファクターになっていて最重要視したい項目だと思いますが、今回、取り上げさせてもらう「スタートタイミング」を軽視していると、予想が当たらなくなってしまいます。そこで今回は、競艇初心者の人でもわかりやすいように競艇のスタートタイミングについてご紹介します。
*参考
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競艇のスタートタイミングとは?
引用元:BOAT RACE OFFICIAL HP http://www.boatrace.jp/enjoy/guide/jiten/29/y_244.html
そもそも競艇におけるスタートタイミングってなんだ?という話しですが、シンプルに説明すると「スタートタイミング=スタートの早さ」になります。競艇は、陸上のような「ヨーイドン」で始まるスタートではなく「フライングスタート方式」を採用しています。
(なぜフライングスタート方式なのか知りたい方は競艇はなぜヨーイドンでスタートしない!?初心者でもわかる競艇のスタートの仕組み!を参照ください)
競艇場に設置されている大時計が0(ゼロ)秒を指した瞬間に選手がどの位置に居ようが関係なくスタートになります。そのため、選手達は、この0(ゼロ)秒の瞬間に全速でスタートラインを超えようとスタートします。このスタートするタイミングが「スタートタイミング」になります。また選手が仮に100レース出走していて、その100レースの平均的なスタートタイミングの事を「平均スタートタイミング(平均ST)」と言います。
競艇はスタートタイミングが早い方が有利!?
引用元:BOAT RACE OFFICIAL HP http://www.boatrace.jp/enjoy/guide/jiten/29/y_244.html
競艇のスタートは0.00~0.99秒の間にスタートしないといけない決まりになっています。0秒よりも早いスタートをすると「フライング」となり即失格になります。逆にスタート後1秒以上経ってスタートをすると「出遅れ」となりこれも即失格となります。競艇初心者の人が1秒以内のせめぎあいと聞くと「なにそれ!?スゲー!!」と思うかもしれませんが、競艇のスタートでは0.01秒単位での勝負になります。
一般的には0.17秒以内のスタートが出来る選手は優秀だと言われています。トップレーサーと呼ばれる選手には平均スタートタイミングが0.12秒や0.13秒という選手もいます。当然の話しですが、このスタートタイミングが早い選手がレースにおいては有利とされています。
余談ですが、0.10秒以内のスタートは人間の肉眼ではわからないとされています。
競艇選手のスタートタイミングの目安になる定時定点
引用元:BOAT RACE OFFICIAL HP http://www.boatrace.jp/enjoy/guide/level2/l2_02_01_03.html
私たち素人には、想像もできないような「0.0何秒」を争う競艇のスタートタイミングで実際に選手達が目安にしているのが「定時定点」と呼ばれるものです。この定時定点とは、定められた時間に、定められた場所を、定められた速度で通過してスタートタイミングを合わせるという基準になる定点です。
一般的には200m地点を残り10秒、150m地点を残り8秒、100m地点を残り6秒で通過するのが目安とされています。この基準を思い出しながら実際のレースのスタートを見るのもおもしろいですよ。
ただし、選手の中には各競艇場の風景を参考にする選手やあるポイントから全速で行くとスタートタイミングがバッチリ合うなど、選手オリジナルのスタートタイミングの取り方があるみたいです。今村豊選手が近年、スロースタートしかしないという要因のひとつも今村豊選手ならではのスタートポイントがどうやらあるみたいです。
*参考
ザ・万舟中穴アタル36競艇必勝法
まとめ
競艇選手達は、レースを有利に進めるために早いスタートを狙ってきます。しかし、それは同時にフライング(F)を犯してしまうというリスクも付きまといます。このギリギリでの駆け引きがレースを面白くする要素であり、競艇という競技の舟券を購入する上での予想を惑わせる要因のひとつになります。競艇初心者の方で選手の勝率やモーターの勝率しか見ていなくて負けてばかりいる人がいるのであれば是非、平均スタートタイミングも予想の参考データとして参考にしてみてくださいね。