全盛期にSGタイトルを2つ取り、数々の伝説を作りトップレーサーのひとりとして活躍している田頭実選手。SG戦線に出場する機会は、かなり減ってきていますが、ベテランになった現在でもA1級を維持し続けて活躍しています。同期には池上裕次選手、星野政彦選手、平石和男選手、三角哲男選手などがいます。
ここでは田頭実選手に関するデータと特徴、個人的な寸評を紹介させて頂きます。
*参考
ザ・万舟中穴アタル36競艇必勝法
1.田頭実選手に関する話題
1-1.田頭実選手、F3?伝説?
2005年10月20日、ボートレース若松(若松競艇場)で開催されたGⅠダイヤモンドカップでGⅠ優勝(優勝戦は4コースから決まり手はまくり差しで1着)。この時、期間フライング3本(F3(フライング休み180日。4本目は引退勧告))持っているという状況ながら果敢にスタートから攻めてのGⅠ制覇。F3持ちでGⅠ制覇というのは前例がなく、このギリギリの心理状態での活躍を「伝説」と評しています。
2.田頭実選手のデータ
引用元:ボートレース平和島 ピースターブログ http://www.pstar.jp.net/?attachment_id=38405
生年月日 1967年3月29日
身長 157cm
体重 53kg
血液型 O型
出身地 福岡県
所属 福岡支部
登録番号 3257
登録期 58期
引用元:BOAT RACE OFFICIAL HP http://app.boatrace.jp/data/racer_search/3257.php?type=course
その他の田頭実選手に関するデータはBOAT RACE OFFICIAL HP田頭実を参照してください。
3.田頭実選手の略歴
・1986年にデビュー。
・1997年、ボートレース若松(若松競艇場)で開催された施設改善記念特別競走(現在のダイヤモンドカップ)でGⅠ初優勝。
・1999年7月20日、ボートレース若松(若松競艇場)で開催されたSG第4回オーシャンカップ競走(現:オーシャンカップ)でSG初優勝。(優勝戦は3コースから決まり手は抜きで1着)
・2004年10月31日、ボートレース福岡(福岡競艇場)で開催されたSG第51回全日本選手権(現:ボートレースダービー)で2度目のSG優勝。(優勝戦は1コースから決まり手は逃げで1着)
・2005年10月20日、ボートレース若松(若松競艇場)で開催されたGⅠダイヤモンドカップでGⅠ優勝(優勝戦は4コースから決まり手はまくり差しで1着)。この時、期間フライング3本(F3(フライング休み180日。4本目は引退勧告))持っているという状況ながら果敢にスタートから攻めてのGⅠ制覇。
4.主要SGタイトル
オーシャンカップ(オーシャンカップ競走) (1999年)
ボートレースダービー(全日本選手権) (2004年)
田頭実選手の代表的なレースです。
引用元:You Tube https://www.youtube.com/watch?v=K1gZwNVvuAM
引用元:You Tube https://www.youtube.com/watch?v=KpNztw8skf8
5.田頭実選手の特徴および寸評
内よりのコースからスタートをかまして捲る戦法を得意としています。自身でも述べているようにスタートで行けないと勝負にならないので、スタートに関しては積極果敢に攻めていく選手です。
モーター整備に関しては、情報は少ないですが、節間の序盤に苦戦しても終盤にはしっかりと調整してくるので苦手ではない印象をうけます。
進入は基本、内よりを好んで1つでも内よりのコースを狙ってきます。チャンスがあれば前づけで1コース、2コースを積極的にねらってきます。
平均スタートタイミングは0.13~0.16でSGクラスの選手と比べても比較的早いスタートタイミングと言えます。全盛期の頃からスタートに関しては重要視しているので、積極的に攻めていきますが、それに比例してスタート事故(フライング)に関しても比較的多くなっています。
一般戦であれば内よりのコースが取れるレースであれば、かなりの高確率で3着以内に入ってきます。1着率もかなり高いです。GⅠ、GⅡクラスであっても3~4コースより内よりであれば勝負できますが、5~6コースに行ってしまうのであれば予想から外してしまうほうが無難です。
*参考
ザ・万舟中穴アタル36競艇必勝法
6.まとめ
田頭実選手は、全盛期は過ぎましたが、スタート攻勢からのレース巧者ぶりが光る選手で、これからもSG、GⅠレースであっても十分に活躍して1着や連に絡んでくる事が期待されます。
全盛期にはグランプリ(賞金王決定戦)にも出場して優勝戦まで進出した経験もあり、賞金ランキングで上位にランクインしていましたが、現在はSG戦線から離れている事もあって賞金ランキング上位には、なかなか顔を出せませんが実力は確かなので田頭実選手が良いモーターを引き当てた節のレースであれば是非注目してみてください。