正直、目立つような存在でもなく、人気もトップレーサーの選手達に比べれば少ないかもしれませんが、でも着実に連に絡んでくるようなしぶとい走りを見せてくれる齋藤仁選手。現在は東京支部に在籍にながら妻の実家がある福岡県に在住。同期には秋山直之選手、重野哲之選手、 坂口周選手、須藤博倫選手などがいます。
ここでは齋藤仁選手に関するデータと特徴、個人的な寸評を紹介させて頂きます。
*参考
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1.齋藤仁選手に関する話題
1-1.齋藤仁選手と森高一真選手
この2人が仲が良いのは有名な話しですが、それがもっともピックアップされたのが、2013年、ボートレース津(津競艇場)で開催された第16回チャレンジカップでのエピソード。チャレンジカップと言えば毎年、年末に開催されるグランプリ(賞金王決定戦)出場を賭けた最後の勝負掛け。そこで両者とも優勝戦に進出。森高一真選手は1着必須条件。さらに齋藤仁選手が優勝戦4着以下であればグランプリ(賞金王決定戦)出場という状況で森高一真選手が見事優勝。しかし齋藤仁選手が優勝戦で3着に入ったため最終的に、わずか21万円差で森高一真選手はグランプリ(賞金王決定戦)に出場出来ませんでした。
森高一真選手はインタビューで「仁さんが1年間頑張ってきた結果だと思う。ラッキーパンチが当たったような自分よりも、仁さんがふさわしい。」と・・・。
2.齋藤仁選手のデータ
引用元:ウインビーフォトギャラリー http://www.boatrace-toda.jp/photo/390index.html
生年月日 1977年6月21日
身長 167cm
体重 51kg
血液型 A型
出身地 東京都(現在は福岡県在住)
所属 東京支部
登録番号 3978
登録期 83期
引用元:BOAT RACE OFFICIAL HP http://app.boatrace.jp/data/racer_search/3978.php?type=course
その他の齋藤仁選手に関するデータはBOAT RACE OFFICIAL HP齋藤仁を参照してください。
3.齋藤仁選手の略歴
・1998年11月11日、ボートレース平和島(平和島競艇場)で開催された一般戦第43回日刊スポーツ旗争奪レース初日第1レースでデビュー(6コースから5着)。同節2日目第1レースで初勝利。(6コースから決まり手はまくりで1着)
・1999年9月15日、ボートレース浜名湖(浜名湖競艇場)で開催された一般戦スポーツニッポン 菊花杯で初優出。(優勝戦は6コースから5着)
・2002年2月6日、ボートレース多摩川(多摩川競艇場)で開催されたGⅠ第47回関東地区選手権競走初日第1レースでGⅠ初出場(6コースから2着)。同節最終日第8レースでGⅠ初勝利。(2コースから決まり手はまくりで1着)
・2002年7月25日、ボートレース江戸川(江戸川競艇場)で開催された一般戦第12回アサヒビールカップで初優勝。(優勝戦は5コースから決まり手はまくりで1着)
・2005年6月7日、ボートレース江戸川(江戸川競艇場)で開催されたGⅠ江戸川大賞で初優出。(優勝戦は4コースから4着)
・2006年8月29日、ボートレース桐生(桐生競艇場)で開催されたSG第52回モーターボート記念競走(現:ボートレースメモリアル)初日第2レースSG初出場。(1コースから5着)
・2007年7月27日、ボートレース桐生(桐生競艇場)で開催されたSGオーシャンカップ競走(現:オーシャンカップ)4日目第1レースでSG初勝利。(2コースから決まり手はまくりで1着)
・2012年5月17日、ボートレース桐生(桐生競艇場)で開催された開設56周年記念競走・GⅠ赤城雷神杯でGⅠ初優勝。(優勝戦は1コースから決まり手は逃げで1着)
・2013年3月20日、ボートレース平和島(平和島競艇場)で開催されたSG第48回総理大臣杯(現:ボートレースクラシック)でSG初優出。(優勝戦は6コースから4着)
・2015年1月29日、ボートレース徳山(徳山競艇場)で開催された一般戦住信SBIネット銀行賞4日目第4レースで通算1,000勝達成。(1コースから決まり手は逃げで1着)
4.主要SGタイトル
なし
齋藤仁選手の代表的なレースです。
引用元:You Tube https://www.youtube.com/watch?v=mzmIjigqafE
引用元:You Tube https://www.youtube.com/watch?v=vPea8glJDn8
5.齋藤仁選手の特徴および寸評
展開をとらえる能力に優れた選手で、どこのコースからでも2着、3着に絡んでくるしぶとい走りが魅力です。特に「差し」には定評があり、堅実なレース運びで高い3連率を誇ります。
進入は基本枠なりで強引な前づけもほぼありません。外寄りであっても枠なりから粘り強く2着、3着に食い込んできます。
平均スタートタイミングは0.17でSGクラスの選手の中では、ちょっと遅めのスタートタイミングと言えます。どちらかと言えば慎重なスタートだと思われるため、フライング(F)などのスタート事故に関しても特に近年は少ない選手と言えます。スタートから先手を他艇に取らせて遅れて差して3連対してくるという典型的なパターンと言えます。
SG、GⅠ、一般戦、どこのコースなど問わず、常に粘り強い走りを見せてくれます。舟券を購入する時も齋藤仁選手の2着や3着狙いで購入していけばおもしろい結果が出てくるかもしれません。
*参考
ザ・万舟中穴アタル36競艇必勝法
6.まとめ
齋藤仁選手は、まだSGタイトルに手が届いておらず、優勝自体も近年は少なくなっていますが、優出という面では、一般戦、GⅠ問わず、かなりの回数で進出しています。外枠であっても連に絡んでくる事ができる選手なので配当の高い舟券を当てたいと思う方は特に注目すべき選手です。
SG、GⅠ競走では勝ち切れていませんが、それでも毎年賞金ランキングでも上位にランクインされてくる実力を持っていますので、齋藤仁選手が良いモーターを引き当てた節のレースであれば是非注目してみてください。