植木通彦選手、今村豊選手、中道善博選手、黒明良光選手、野中和夫選手、上瀧和則選手などレジェンド級の選手達としのぎを削って一時代を築き上げた西島義則選手。ベテランとなった現在でも第一線で活躍しているレジェンド的存在です。同期には、大嶋一也選手などがいます。
ここでは西島義則選手に関するデータと特徴、個人的な寸評を紹介させて頂きます。
*参考
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目次
1.西島義則選手に関する話題
1-1.西島義則選手、事故?怪我?グラチャン?復帰?
2013年6月27日、ボートレース常滑(常滑競艇場)で開催されたSG第23回グランドチャンピオン決定戦(現:グランドチャンピオン)3日目第5レースにて接触事故により左額を負傷、一時は意識不明状態になりました。外傷性クモ膜下出血と診断されています。9月上旬にクモ膜下出血の後遺症により手術をしましたが、その後の回復は順調で同年10月25日に退院。
同年年11月9日、ボートレース福岡(福岡競艇場)で開催された一般戦スポーツニッポン杯争奪戦 初日第7レースにて重傷で長期欠場となってから約4カ月ぶりに戦線復帰しています。「医者からは生きとるのが不思議、といわれたくらいです。走ることができるのも自分ひとりの力ではないし、感謝しながら、1走1走を走りたい。」と復帰後述べています。
1-2.西島義則選手、嫁?福岡?結婚?再婚?
2010年4月18日、ボートレース徳山(徳山競艇場)で開催されたGⅠ第11回競艇名人戦競走で優勝した際に奥様と3人の子供(当時3歳、1歳、8カ月)が駆けつけています。その家族と現在は、福岡県在住です。
1-3.西島義則選手の弟子は?
西島義則選手のペラグループには、亀本勇樹選手、前本泰和選手など多くの選手が在籍しています。
1-4.西島義則選手、ダンプ?
西島義則選手のダンプで有名なのは、2015年4月18日、ボートレース児島(児島競艇場)で開催されたGⅠ第16回マスターズチャンピオン5日目第12レース準優勝戦にて西島義則選手のダンプが不良航法になり2着になりましたが賞典除外で優勝戦に進めませんでした。
1-5.西島義則選手、フライング?
2002年6月30日、ボートレース宮島(宮島競艇場)で開催されたSG第12回グランドチャンピオン決定戦競走(現:グランドチャンピオン)の優勝戦で熊谷直樹選手と共にフライングを犯し、当時の1レースあたりの最高額となる24億3513万3800円の返還(返還率92.8%)になっています。
2.西島義則選手のデータ
引用元:Sportsnavi http://sports.yahoo.co.jp/boatrace/photos/detail/95
生年月日 1961年10月30日
身長 166cm
体重 55kg
血液型 AB型
出身地 島根県鹿足郡柿木村(現在の吉賀町)
所属 広島支部
登録番号 3024
登録期 49期
引用元:BOAT RACE OFFICIAL HP http://app.boatrace.jp/data/racer_search/3024.php?type=course
その他の西島義則選手に関するデータはBOAT RACE OFFICIAL HP西島義則を参照してください。
3.西島義則選手の略歴
・1981年11月、ボートレース宮島(宮島競艇場)で開催された一般戦にてデビュー。
・1984年11月、ボートレース住之江(住之江競艇場)で開催された一般戦にて初優勝。
・1989年1月、ボートレース尼崎(尼崎競艇場)で開催されたGⅠ新鋭王座決定戦競走にてGⅠ初優勝。
・1997年3月、ボートレース住之江(住之江競艇場)で開催されたSG第32回総理大臣杯競走にてSG初優勝。また翌年の33回も優勝してSG総理大臣杯競走を連覇しています。
・2000年、6月に開催されたグランドチャンピオン決定戦競走(現:グランドチャンピオン)・7月に開催されたオーシャンカップ競走(現:オーシャンカップ)・8月に開催されたモーターボート記念(現:ボートレースメモリアル)とSG3連覇の偉業を達成。同年の最優秀選手(MVP) に選出されています。
・2010年4月18日、ボートレース徳山(徳山競艇場)で開催されたGⅠ第11回競艇名人戦競走で優勝。史上初の新鋭王座決定戦と競艇名人戦のW制覇を成し遂げています。
・2012年6月28日、ボートレース江戸川(江戸川競艇場)で開催されたGⅠ江戸川大賞 開設57周年記念初日第11レースにて通算2,000勝達成。(1コースから決まり手は逃げで1着)
4.主要SGタイトル
ボートレースクラシック(総理大臣杯) (1997年、1998年)
ボートレースオールスター(笹川賞) (2002年)
グランドチャンピオン(グランドチャンピオン決定戦) (2000年)
オーシャンカップ(オーシャンカップ競走) (2000年)
ボートレースメモリアル(MB記念) (2000年)
チャレンジカップ(チャレンジカップ競走) (2001年)
西島義則選手の代表的なレースです。
引用元:You Tube https://www.youtube.com/watch?v=z88YO-7zUNQ
引用元:You Tube https://www.youtube.com/watch?v=NRMVWA7LoGA&t=63s
引用元:You Tube https://www.youtube.com/watch?v=m4dn23BbTkE
5.西島義則選手の特徴および寸評
イン戦モンキーを得意とする選手で昔から「イン逃げの西島」、「インの鬼」の異名を持つほど、イン戦に関しては絶対的な自信を持っています。かといって1コース以外のレース運びがヘタかと言えばそんな事はなく、実は巧みなレース捌きを見せ自在戦かと思わせるレース巧者ぶりをみせてくれます。
インを取り出した理由に関しては、G1第11回競艇名人戦競走 直前激白 西島義則で語っています。
モーター整備に関しては、苦にはしていない印象をうけます。以前の持ちペラ制であればイン戦仕様のペラで出足重視の仕上げが比較的、簡単に出来たようですが、現在は持ちペラ制度が無くなったので以前のように出足をポンと出すのが難しいと述べています。
進入は基本どのレースであっても1コース狙いです。ただし近年は、他の選手がインを主張してきた時は、進入の深い2コースなどを避けるためにイン取りを主張していないようです。しかしそれでも大半のレースは3コース以内に入ってきます。
平均スタートタイミングは0.16~0.21でSGクラスの選手と比べると比較的遅めのスタートタイミングと言えます。ただし、1コースからこの平均スタートタイミングであれば1艇身以上遅れるスタートにはなりにくいので十分にイン逃げを決めれるスタートタイミングだと言えます。スタート事故(フライング)は、例年コンスタントに数回しています。
イン戦主体のレーススタイルだけあって節間を通して調子の良い時には手が付けられないほど1着、2着に絡んできますし、調子が悪ければ5着、6着に沈む回数が多くなります。同レースに出場する周りの選手が西島義則選手をすんなり1コースに入れてしまうようであればかなりの確率で1着狙いできるのではないでしょうか。
*参考
ザ・万舟中穴アタル36競艇必勝法
6.まとめ
西島義則選手は、全盛期は既に超えていますが、現在でもA1級のトップレベルの選手でSG、GⅠに常に参戦してくる選手です。一昔前に大活躍した選手らしく個性豊かなレースをしてファンからの絶大な人気を誇っています。
近況においては、SG競走に顔を出してくる回数は、かなり少なくなり賞金ランキングで上位にランクインされる機会も少なくなってきていますが、一般戦であれば常に優勝候補のひとりとして挙げられる実力は現在も持ち合わせています。西島義則選手が良いモーターを引き当てた節のレースであれば是非注目してみてください。