競艇のスタート位置の決め方とは!?初心者でもわかるコース取りについて!!

こんにちは、debuyaです。
競艇初心者の方が競艇を見た時って、ボートがピットアウトしてからスタートするまでの間に選手達が何をしているのかサッパリわからなくないですか?
私が当時そうでしたから 笑。

「ボートのスピードをわざわざ落としてただのんびりとボートを進ませて何をしてるんだろう?」と思いませんでしたか?

結論から言うとピットアウトからスタートするまでの1分数十秒の間にコース取りの駆け引きが行なわれています。
「えっ?だったら真っ先に競艇で有利な1コースに入れば良いんじゃないの?」と思うかもしれませんが、そう上手くはいかない理由がちゃんとあるんです。

今回は競艇のスタート位置を決めるコース取りについてわかりやすく紹介します。

競艇の待機行動時間とは?

競艇 待機行動時間

ファンファーレの合図が鳴り、ピット(選手達が待機している場所)からボートがピットアウトしてからスタートするまでの間を「待機行動」と言います。

この待機行動の時間を「待機行動時間」と言います。
待機行動時間は各競艇場によって微妙に差がありますが、おおむね1分40秒~1分50秒くらいの時間です。

この時間の間に選手達はスタート位置を決めるためのコース取りの駆け引きが行なわれます。
競艇を知っている方々であれば当たり前の話しなのですが、競艇は圧倒的にインコース(1コース)が有利です。

競艇場によって差はありますが、1コースからスタートした選手が1着になる勝率は50%前後あります。
2レースに1回は1コースが1着を取る計算になります。

だったらピットアウトして真っ先に1コースを取りにいけば良いんじゃないの?
と思うかもしれませんが、そう上手くはいかないんです。
上手くいかないから駆け引きがあるんです。
駆け引きをする理由をこれから説明していきます。

*競艇独特のフライングスタート方式について詳しく知りたい方はなぜ競艇はヨーイドンでスタートしないのか!?競艇のスタートの仕組みを徹底解剖を参照ください。

競艇のスタートは助走距離が短くなると致命的

競艇 スタート

競艇の待機行動のルールについては、ここでは深くは紹介しませんが、待機行動時間中にボートをスタートラインに向けた段階でスタートのコースが決まります。
回り直しなど、よほどのイレギュラー要素でもない限りスタートラインにボートを向けた時点であとは助走してスタートという事になります。

競艇は横一列のヨーイドンではなくフライングスタート方式なので大時計が0になるタイミングに全速でスタートラインを通過する必要があります。

競艇用のボートにはブレーキが無く、モーターを止める事もできないのでアクセルを握らなくてもボートはちょっとずつスタートラインに近づいていきます。

スタートする位置からスタートラインで全速に達するまでに最低限必要な助走距離の目安が100m前後なのであまりに早く1コースを取りに行ってしまうと待機行動時間の間にボートがスタートラインに近づき過ぎて助走距離が50mくらいしかなくなっちゃったなんて事になります。

これでは有利な1コースを取れたとしても肝心なレースでは勝てずに大敗してしまうリスクが出てきてしまいます。

6艇のどの選手もリスクを犯したくない時には素直に1号艇が1コース、2号艇が2コース、・・・6号艇が6コースという枠なりに進んでいきます。
これを俗に「枠なり進入」と言います。

動画はインコースでのレースを得意としている深川真二選手が早くインコースを取りすぎて負けてしまう動画です。


引用元:YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=s7JtNsbOnCU

助走距離が短くなる事を覚悟して外寄りの艇はインコースを取りに来る

競艇 スタートタイミング

とは言っても競艇では、1コースが有利である事も揺るがないので5号艇や6号艇といった外枠の選手やインコースの戦いを得意としている選手達は、多少助走距離が短くなる事を承知の上でもインコースを取りに動いてきます。

すると当然1号艇や2号艇といった内枠の選手達もインコースに入れさせないようにブロックしてきます。

選手としては、あまりにも早くインコースを取ってしまうと助走距離が足りなくなり6着になるリスクが非常に高くなってしまうので他の選手と駆け引きしながら、最低限の助走距離をキープしながら、ベストのコース取りをするという駆け引きを待機行動時間に行なっているのです。

スタートの隊列について

競艇 スロースタート

競艇 ダッシュスタート

インコースに入るボートは、他のボートよりも先にコースを取ってしまう必要があるので助走距離が短い、俗に言う「スロースタート」になります。

1コース、2コースと順番にコースが決まっていくのですが、競艇では助走距離が長い方が全速でスタートラインを通過しやすくなるのでアウトコースしか取れないボートは助走距離を目一杯取る、俗に言う「ダッシュスタート」になります。

スタートの隊列は、3対3、4対2、2対4などと表現され先の数字がスロースタートのボートの数、後の数字がダッシュスタートの数になります。

ポイントは、センターコースあたりのスロースタートになるかダッシュスタートになるか微妙な3コースや4コースのボートがどちらになるかで隊列が変化します。

ザ・万舟中穴アタル36競艇必勝法
*上記リンクは外部リンクです。

まとめ

競艇の待機行動中の選手の心理が見えてくるようになれば競艇観戦や舟券を予想する時に、よりおもしろくレースを見ることができます。
競艇の待機行動中のコース取りの駆け引きは、競艇の醍醐味のひとつでもありますので最低限の知識を持って何レースでも観戦してみてくださいね。

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